野球肘とは?
2022年07月28日
こんにちは!
ミール接骨院です!
今回は、スポーツ障害としてもよくみられる野球肘についてのお話です!
野球肘とは一つの病名ではなく、上腕骨内側上顆炎、離断性骨軟骨炎、骨端軟骨損傷、靭帯損傷などの複数の病名を総称しています。
このことから、野球の投球動作だけではなく、ゴルフやテニス(フォアハンド)などのスポーツでも発生する可能性がある肘部の疼痛性運動障害です。
様々なスポーツで起こりえる野球肘ですが、その中でも野球の投球動作に着目していきます!
成長期(少年期)の投球動作などにより発生する野球肘はリトルリーガー肘と呼ばれます。
発生機序としては3つの型があげられます。
①内側型:コッキング期~加速期にかけて肘にかかる強い外反力に対し、前腕回内屈筋群の収縮や内側側副靭帯の強い引っ張りのストレスが肘内側にかかり発生する。
②外側型:加速期~フォロースルー期にかけて肘に強い外反力がかかり、上腕骨小頭と橈骨頭という骨の部分の間に過度の圧迫力がかかり発生する。
③後方型:フォロースルー期のボールリリース後に肘関節が過伸展となり、肘頭と上腕骨中頭という骨の部分の間に圧迫力がかかり発生する。
それぞれ発生機序は異なりますが、投球時や練習後の痛み、違和感、不自然な張りは共通して現れます。子供の場合は骨の成長が未完成のため、違和感や痛みがあるのに見過ごしたり放っておいてしまうと上腕骨内側上顆骨端線離開や上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎が起こり、関節遊離体(関節鼠)を生じ関節内ロックを引き起こすこともあり、酷くなると手術が必要になることもあります。
怪我を未然に防ぐためにも、練習中や練習後に痛みを訴えることがあれば早めに診察を受けたり、投球フォームの改善を行うようにしましょう!
どこに行っても改善しない肘の痛み、長引く肘の痛み、投球時の体の使い方がうまくいかないなどのお悩みはミール接骨院にご相談ください!
______________________________________________________________
お問い合わせはコチラ⇓
ミール接骨院
宝塚市中州1丁目4-23-101
☎0797-62-7683